バンコク旅行に行くと、つい何度も足を運びたくなってしまう場所。それが「MBKセンター(マーブンクローンセンター)」です。
初めて行ったときのあのワクワク感、今でも忘れられません。

まるで迷路のように広がるモール内には、雑貨・服・電化製品からお土産、そして美味しいグルメまで勢ぞろい。まさに“バンコクの縮図”のようなショッピングモールなんです。

今回は、そんなMBKセンターへのアクセス方法を、私自身の体験談も交えながら詳しく紹介します。
「どうやって行けば一番スムーズ?」「所要時間は?」「おすすめのフロアは?」そんな疑問をまるごと解決できる記事にしました。

BTS(スカイトレイン)でMBKへ行く方法【おすすめ度:★★★★★】

私が最も頻繁に使うルート、それがBTS(スカイトレイン)です。バンコクに慣れていない方でも迷わず行ける上に、快適で便利なんですよ。

MBKセンターの最寄り駅は、BTSシーロムラインの「ナショナルスタジアム駅(National Stadium)」。

サイアム駅からたった1駅という距離感で、出口1番か3番を使えば、MBKセンターに直結しているんです。

この“直結”が本当にありがたくて、特にバンコク特有の突然のスコールに見舞われたとき、屋根続きのこのルートに何度救われたことか…。
雨に濡れずに移動できるって、こんなに快適なんだと実感しました。

ちなみに私は、プロンポン駅(Phrom Phong)から乗ることが多いのですが、まずBTSスクンビットラインでサイアム駅まで行き、そこでシーロムラインに乗り換えます。反対側のホームにある「ナショナルスタジアム方面行き」に乗れば、すぐにMBKです。

所要時間は約15〜20分。運賃もたったの37バーツ(2025年5月現在/約130〜140円)で、安くて早くて快適。
エアコンの効いた車内は天国のようで、特に暑季のバンコクでは命のオアシスです。

もし散歩気分を味わいたいなら、サイアム駅から「スカイウォーク」を使って徒歩でも行けます。
2017年に整備されたこの歩道橋を歩けば、サイアムセンター→サイアムディスカバリー→MBKというルートでショッピングモールをはしごするのも楽しいですよ。

MRT(地下鉄)でMBKへ行く方法【おすすめ度:★★★☆☆】

地下鉄(MRT)も選択肢のひとつです。宿泊先がMRT沿線(特にシーロムエリア)の場合には、BTSよりもアクセスがいいこともあります。

私が使ったことがあるルートは、MRTシーロム駅から乗車→サムヤーン駅(Sam Yan)で下車→徒歩約10分でMBKというもの。

電車に乗っている時間はわずか5分程度、運賃も16〜20バーツほどでコスパは抜群。

ただ、サムヤーン駅からMBKまでの徒歩がちょっと長めで、特に炎天下ではキツいです。私は朝の時間帯に歩いたので涼しく、道沿いの屋台やカフェを楽しみながら行けましたが、昼間の強い日差しの中ではかなり体力を消耗します。

時間に余裕があるときに、バンコクの街並みを感じながら歩きたい方にはおすすめです。

タクシーでMBKへ行く方法【おすすめ度:★★★☆☆】

荷物が多いときや、駅からの移動が面倒なときには、タクシーがとても便利です。

スクンビットやシーロムなどバンコク中心部からであれば、MBKまでは15〜30分で到着…するはずなのですが、渋滞がなければの話。

私は過去に、夕方のラッシュアワーにタクシーに乗ってしまい、30分で着くはずが1時間以上かかってしまったことがあります。
しかも運転手さんが遠回りしようとしていたので、途中でGoogleマップを見せてなんとか防ぎました。

料金はメーター制で、50〜100バーツ程度。
「MBK」で伝わることが多いですが、タイ語読みで「マーブンクローン」と言うとさらに確実。

Grabなどの配車アプリを使えば、ぼったくりの心配もなく安心ですよ。

トゥクトゥクでMBKへ行く方法【おすすめ度:★★☆☆☆】

バンコクらしさを体験したいなら、やっぱりトゥクトゥク。

私も日本から来た友人と一緒に乗って、サイアムからMBKまで行ったことがあります。風を切って走る爽快感は、他のどの交通手段にもない魅力!

ただし、問題は「料金」。交渉制なので、観光客とわかると相場の2〜3倍をふっかけられることも。
私も最初は言い値の100バーツで乗ってしまって、あとで地元の人に「高すぎるよ」と言われてショックを受けました。

また、エアコンなし、排気ガスまみれ、運転荒め…と快適さは皆無です。
観光気分を味わいたい人向けの“アトラクション”として、一度体験してみるのはアリだと思います。

MBKのフードコートは必見!「FOOD ISLAND」が大人気

買い物に夢中になって歩き回っていると、気づけばお腹がペコペコ。
そんなとき私が絶対立ち寄るのが、6階の大型フードコート「FOOD ISLAND」です。

ここはタイ料理を中心に、中華、和食、インド料理、さらにはファストフードまで世界中のグルメが集まっています。

価格もお手頃で、タイ料理なら一皿50〜150バーツ(約200〜600円)。
私は毎回、パッタイとトムヤムクンは必ず注文してしまいます。

友人とシェアしながら、いろんな料理を少しずつ楽しむのが私流の楽しみ方。

お店によって同じ料理でも味が違うので、「こっちのトムヤムクンの方が辛さ控えめで食べやすいね」とか、「ここのガパオは本格的!」なんて話しながら食べ比べるのも楽しい時間です。

フロアガイドとお土産探しの楽しみ方

MBKは7階建てで、各フロアにテーマがあります。私のおすすめは以下の通り:

  • 2〜3階:スマホグッズ、アクセサリー、時計など。お得な掘り出し物が見つかる!
  • 4階:お土産天国!タイ雑貨、アロマ、石けん、ココナッツオイルなどが揃います。
  • 5階:ファッションフロア。ローカルブランドの服や、カスタムTシャツも人気。
  • 6階:フードコートとマッサージ店。買い物疲れを癒やすにはここ。

私は毎回、4階でココナッツオイルと石けんをまとめ買いします。日本で買うと高いのに、ここならお得にゲットできて本当に助かっています。

7階:映画、カラオケ、マッサージ、そしてアニメまで!

MBKの最上階にたどり着いた瞬間、「ここが本当にショッピングモールの中?」と驚くはず。まるで遊園地のようなエンタメ天国なんです。

まず私が紹介したいのは、映画館「SFシネマ」。日本と違って、チケットは150〜250バーツ(600〜1,000円程度)とかなりリーズナブル。私は日本ではあまり映画館に行かないタイプなのですが、ここではつい観てしまいます。ふかふかの座席、しっかりした音響、そして外国人観光客にも優しい英語字幕付きの上映。コスパの良さに、つい「毎週来たくなるなぁ」と思ってしまうほどです。

映画館のすぐ近くには、カラオケボックスやボウリング場も並んでいます。特に印象的だったのは、日本でもおなじみの「まねきねこ」があること!まさかタイでまたこの名前に出会うとは思わず、テンションが上がってしまいました。日本語の曲だけでなく、タイ語や英語の曲も充実していて、現地の友人と行ったときもめちゃくちゃ盛り上がりました。

そして旅の疲れを癒すなら、やっぱり「マッサージ」。このフロアにはいくつもマッサージ店があって、1時間300バーツ前後(約1,200円)で本格的なタイマッサージが受けられます。買い物や観光で疲れた足をほぐしてもらって、ふわっとした気分でホテルに戻るのが私の定番コースです。肩や背中のメニューもあるので、気分と疲れ具合で選べるのも嬉しいですね。

さらに、アニメ好きにとっては嬉しい驚きが。「アニメイト」があるんです。日本以外でこの名前を見かけたときの衝撃は今でも忘れられません。店内には日本のアニメグッズや漫画がずらりと並び、現地のアニメファンたちで賑わっています。私はタイ語の勉強も兼ねて、日本語版とタイ語版の漫画を同時に購入して、読み比べたりしています。好きな作品だからこそ、違いも楽しめて、勉強にもなるという一石二鳥の楽しみ方です。


G〜3階:ファッションとグルメの楽園

エスカレーターで下がっていくと、次に待っているのはファッションと食のパラダイス。G階から3階まで、びっしりとお店が詰まっていて、歩いているだけでもワクワクが止まりません。

洋服、靴、バッグ、帽子、アクセサリーなどなど……私は旅行中に服が汚れてしまって、ここでTシャツを3枚まとめ買いしたことがあります。しかも1枚100〜200バーツ程度(約400〜800円)と驚きの安さ。象のプリントが入ったいかにも「タイらしい」デザインもあって、ついつい予定外の買い物までしてしまいました(笑)。

飲食店も豊富で、スターバックス、マクドナルド、KFC、ミスタードーナツなど、日本でもおなじみのチェーンが勢ぞろい。旅先でちょっと疲れたときに、スタバでアイスラテを飲みながらほっと一息つけるのが、私にとっての癒し時間です。

そして忘れてはいけないのが、G階の「Tops Market」。ここ、ほんっとうに最高です。ローカル感たっぷりのお菓子やインスタントラーメン、調味料などが手頃な価格で買えて、お土産探しにもぴったり。私は必ずドライマンゴーとトムヤムクン味のインスタントラーメンを大量に購入します。スーツケースの半分が埋まるほど(笑)。自分用にも、友達へのばらまき用にも、本当に便利なスーパーです。


4階:ガジェット天国!お宝探し気分で楽しめる電気街

スマホ、パソコン、アクセサリー好きにはたまらないのが、MBKの4階。ここはまさにバンコク版・秋葉原と言っても過言ではありません。

初めて来たときは、「えっ、ここ通れるの?」と思うくらい、通路の両側にぎっしりと店が並び、スマホケース、イヤホン、バッテリーなどがずらり。怪しげな呼び込みも飛び交っていて、「スーパーニセモノあるよ〜!」という声に思わず笑ってしまいました。

もちろん、すべてが偽物というわけではありません。正規品や状態の良い中古品も多数あって、見極めさえできればお得な買い物ができます。私はここで中古のSIMフリーiPhoneを購入したことがありますが、2年経った今でも快適に使えています。価格交渉も可能なので、まるでゲーム感覚でやりとりできるのも面白いです。

4階にはそのほかにも、銀行、コンビニ、マッサージ店、美容クリニックなども入っていて、ちょっとした用事を済ませるのにも便利なフロアです。


5階:アウトレットと文化体験の空間

賑やかな4階から一転、5階はぐっと静かで落ち着いた雰囲気。ブランドのアウトレット店やカメラショップが並んでいて、ゆったりと買い物を楽しめます。

私は一度、一時帰国する前に父へのプレゼントとしてNikonの一眼レフカメラを購入しました。レンズ付きのセットで、日本よりも1〜2割安く手に入り、とても得した気分でした。ただし、同じ商品でも店によって価格や付属品が違うので、しっかり比較するのがポイントです。

また、フロア中央の広場では、地元学生によるアート展示や写真展が開催されていることもあります。私が訪れたときは、タイの学生が撮影した自然風景の写真展が開かれていて、思わず足を止めて見入ってしまいました。ショッピングモールの中でこうした文化的な体験ができるのも、MBKの魅力のひとつです。


6階:お土産探しの最終地点!

旅行の締めくくりに欠かせないのが「お土産探し」。そしてそのゴールにぴったりなのが、MBKの6階です。

私は毎回ここで、友人や職場の同僚向けに象の刺繍入りポーチやアロマオイル、ハーブ石けんなどをまとめ買いします。どれも30〜100バーツ程度と手頃で、ばらまき用にもちょうどいい。

特におすすめなのが「CRAFT VILLAGE」。ここはタイの伝統工芸品を扱うお店が集まっていて、まるで屋内市場のような雰囲気。手作りの木製小物、布バッグ、アロマグッズなどを見ているだけでも楽しく、買い物熱がついつい加速します。冷房も効いていて、暑いバンコクでも快適にショッピングできるのが嬉しいところです。

まとめ

MBKセンターは、バンコク初心者にもリピーターにもおすすめのショッピングモール。

アクセス方法も豊富で、特にBTSを使えば快適で迷わず到着できます。

買い物、お土産探し、グルメ、休憩スポットまで一通り揃っていて、1日中いても飽きません。

初めてバンコクを訪れる方は、ぜひMBKセンターを旅程に入れてみてくださいね。
そして、ぜひあなたのお気に入りのルートやお店も見つけてみてください!